お金が持つ3つの機能は信用があって成り立つ

お金とは

お金とは何かと子供に聞かれたらあなたはどう答えますか?

「お金はお金」「お金は物と交換する手段」「紙幣や硬貨」など様々な答えが返ってくることでしょう。

「お金とは何か」と聞かれて答えにくいのは、食べ物や机・車といった形のあるものではないからでしょう。

お金とはそれ自体は、何もできずに「何かと交換できる」ところに価値があります。

経済がうまくいっているときには、いろいろな「商品やサービス」と「交換できる」という性質が、お金の最大のポイントです。

お金と通貨

通貨は、流通や支払の手段として利用され、硬貨を貨幣、札を紙幣といいます。

一般的に貨幣は金属、紙幣は紙で作られますが、近年、紙幣を紙ではなくプラスチックの化合物であるポリマーで作る国(オーストラリアなど)もあります。

一般的に日本で使われている貨幣や紙幣は法定通貨といい、中央銀行である日本銀行が発行し信用を請け負っています。

コイン達お金の紙幣

お金の価値とは

お金(貨幣)の3つの機能として3つの機能があげられます。

「交換機能(支払手段)」:お金を使って「物(財)やサービス」と交換する機能です。例えば、自動車と100万円で購入(交換)することです。

「価値尺度機能」: 「物やサービス」の価値を表示することです。

「この自動車の価格は100万円です。」と表示すれば誰でもその価値が分かります。

「価値貯蔵機能」:お金は、食べ物などと違い、価値の変化が少ない特徴があります。

インフレやデフレがあるとはいえ100万円をお金で持っていると腐らず古くならず100万円を価値を持ちます。

現代のお金は、物々交換後に骨や貝をお金として使った時代から大きく進化し紙幣や貨幣といった実物とデジタルデータをお金として流通(?)させています。

そして、お金の根本にあるのは「信用」です。

ここで私が受け取った1万円は、他の誰かに渡しても1万円の価値を持つという信用がないとお金は紙切れになってしまいます。

日本円の場合、お札には「日本銀行券」と印刷してあります。つまり、商店街で渡される金券等と大差がないのです。

この二つの違いは、商店街で渡される金券はそこでしか使えませんが、日本銀行券は、日本中どこでも使えることです。

実際、信用を失った国の通貨は、暴落しハイパーインフレを引き起こします。

近くは、ジンバブエで2003年頃から発生したインフレでは、お金の価値がまさにゼロになりました。

ジンバブエのハイパーインフレ

2008年6月26日、非公式ながらインフレ率903万%に達したと報じた。

2008年7月17日、インフレ率220万%に達したと報じた。

2008年8月、6月のインフレ率は1120万%に達したと報じられた。しかし実際のインフレ率は4000万%で、7月のインフレ率は3億%、8月は6億%だろうといわれている

2008年10月、7月のインフレ率は2億3100万%だったと報じられた

2008年11月、非公式ながらインフレ率は年率換算で897垓%に達していると報じられた

こんな世界では、お金は何の意味も持たず、外国の通貨を使うか物々交換をするしかありません。

ハイパーインフレはお金の価値が減る

お金の存在しない世界

もし、あなたがお金の無い世界で生きると、生活に必要なもの(家、食料、服、日用品などなど)を自分で作るか誰かと交換をしなければいけません。

そう、物々交換です。

しかし、もしあなたが魚を持ち、野菜を欲しがっていた場合。

野菜を持ち魚を欲しい人を探さなければいけません。面倒です。

そこで、物々交換をよりスムーズに行うためにお金という概念が生じます。

皆が共通の価値を持つとみなし壊れにくい貝や石・金属をお金として認め、お金を持っていれば商品と交換してもらえるというルールが決められました。

このお金が発明されたおかげで、私達は、重い商品を運ぶ必要や欲しい物を交換する人を探す手間から解放され、他人の作ったものをお金を媒介に手に入れられるようになりました。

金融が産業の血液と呼ばれるように、お金は、機械をスムーズに動かすオイルのような存在です。

お金が誕生したことで、分業化と個人の専門性が向上し余暇が増えました。

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