インフレリスクを見るには名目金利と実質金利を見ること

インフレリスクと実質金利

インフレと金利をみていきましょう。金利には、「名目金利」と「実質金利」の二つがあります。

名目金利は普通の金利で、実質金利はインフレ率を引いた金利です。

物価上昇率(インフレ率)は、先進国で安定した国では、数%です。

実質金利=名目金利-インフレ率

名目金利とインフレ率が同じ3%の時に100万円を一年間預けると103万円ですが、物価上昇により物の値段も103万円に上がってしまい、実質的にはお金が増えたことになりません。

実質金利(0%)=名目金利(3%)-インフレ率(3%)

また、インフレ率が名目金利を上回ると実質金利がマイナスになってしまいます。

これが「インフレリスク」です。銀行にお金を預けても実質的なお金の価値は目減りしていく状態です。

では逆にデフレの場合はどうなるのでしょうか。

名目金利が0.1%で、インフレ率がマイナス1%だとすると、下記のように名目金利以上に実質金利がプラスになります。

実質金利(0.9%)=名目金利(0.1%)-インフレ率(-1%)

日本・米国・英国のインフレ率

インフレ率(年平均値)の推移(1980~2012年) - 世界経済のネタ帳

■インフレリスクに弱い資産

1.現金

2.長期固定の定期預金

3.長期の債券

インフレの元では、できるだけ利率の高い金融商品で運用しないと実質的に目減りしますので、お金を生まない現金は不利です。

また、インフレ時は金利が上昇傾向にありますので、金利を長期固定型にする金融商品は不利です。

■インフレリスクに強い資産

1.コモディティ(貴金属・鉱業)

2.不動産

3.株式

インフレ時には物の値段があがりますので、物の資産である不動産や貴金属は値上がりします。また、インフレ=好景気の状態の時には株式や不動産価格が大きく上昇します。

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