為替や株式相場など投資に関する小説
トレード、相場、お金を使ってお金を儲けることを投機と呼び汗水垂らして働く方がお金の価値があると言うこともあります。
しかし、現実にトレードや相場を仕事にすることは、言うほどカンタンではありません。物語の中で存分にトレーダーや相場師のお話を楽しみましょう。
為替や株式相場の小説
小説ヘッジファンド
外資系銀行や証券会社で活躍した「幸田真音」さんのデビュー作です。
Dファンドという架空のヘッジファンドの正体は?何を目的に仕事をするのか?トレードの目的は?
軽いタッチで気軽に読める上に読後も爽やかな小説です。
波のうえの魔術師
池袋ウエストゲートパークなど多彩な物語を書いている石田衣良さんの小説です。
輝かしい未来など見えない青年が謎の老人に見込まれて、大手銀行を株式市場で売り崩す。謎の老人の目的は何だったのか?
マーケットと恋に落ちた青年の運命は?
赤いダイヤ
いまはもう活気がありませんが、かつて赤いダイヤと呼ばれた「モノ」がありました。
黒いダイヤは胡椒・うなぎの稚魚が白いダイヤと呼ばれることもあるように、赤いダイヤは小豆のことで、商品先物市場の花形でした。
この小豆相場を題材にした経済・相場の小説です。
仕手相場
商品先物会社を舞台にした物語です。架空の商品先物会社「大桑商事」を舞台にして、海千山千の登場人物が繰り広げる相場師の戦いを物語で味わえます。
このお話は、実際に商品先物会社で起きた「お家騒動」をモデルにしていますので臨場感のある話です。仕手相場に興味のある方におすすめです。お金と欲望の物語
流星たちの宴
バブルの株式相場を舞台に、白川道氏が、株式相場の仕手戦を描きます。相場の内容も良いのですが登場人物がかっこよかったりカッコ悪かったりで作家の力量を感じます。
主人公の梨田雅之はいかにもハードボイルド調で言うことが洒落ています。相場小説に物語としての面白さを求める方はこれ!
東京外為市場25時
大下英治氏の傑作小説です。実在の人物をモデルに外国為替市場とそこで戦うディーラーを描き出します。何億円何十億円のお金を売買する外為市場のディーラーやブローカーの姿を読める一冊です。最近の外為市場はコンピューター化されており、この小説とはイメージが違います。
ウォール街
オリバーストーン監督の映画「ウォール街」の小説版です。ゴードン・ゲッコーに憧れる若きバド・フォックス、そしてウォール街で成功をつかもうとする息子とそれを認めない父親。
映画「ウォール街」は、続編もできましたが、内容が薄く感じました。未見の方はぜひ元祖「ウォール街」は見てください。