ギリシャで銀行から預金引き出す取り付け騒ぎが起こる

ギリシャでは、連立政権樹立交渉が決裂し、 6月に再選挙が行われます。

  5月16日(ブルームバーグ):ギリシャの政党指導者らは16日、再選挙日程を組む暫定政府について合意を目指す。ギリシャのユーロ離脱懸念が強まる中、連立政権樹立の協議が失敗したためで、再選挙は早ければ6月10日に実施される。

場合によっては、ユーロからの離脱やさらなる政局および経済危機に見舞われるとの観測もあり予断を許さない現状です。その中で、当然、銀行預金が守られるかどうか不明とのことで、預金引き出しの動きが活発化しています。

ギリシャで取り付け騒ぎ

【ジュネーブ時事通信】政局が混迷するギリシャからの報道によると、パプリアス大統領は15日までに、再選挙回避に向けた主要政党党首との会談の中で、国内銀行の口座から14日に計7億ユーロ(約715億円)規模の預金が引き出されたと明らかにした。ギリシャのユーロ圏離脱の可能性が取り沙汰され、預金者の不安が浮き彫りになった形だ。
預金の流出に加え、安全資産としてドイツ国債の購入額も急増しているといい、預金引き出し額と合わせておよそ8億ユーロに達したという。

ギリシャのデフォルトが、一般の預金者まで降りかかってくる恐れが大きいということで、国民の不安は増すばかりです。

ギリシャ総選挙の状況

6日の総選挙では過半数を獲得した政党がなく、第1党から第3党まで各政党が連立工作を試みたがいずれも失敗した。その後、大統領の仲介で挙国一致内閣樹立に向けたぎりぎりの調整が続いていた。再選挙が実施されても、議会の対立が続く構図は解消されない見通し。また緊縮財政反対を唱える政党が勢力を増すとみられており、新政権が支援合意を拒否する可能性が高まっている。支援合意を破棄した場合には、ギリシャへの支援が打ち切られることがほぼ確実で、そうなればギリシャは6月にも資金が底を付き、いずれはユーロから離脱せざるを得ない状況になるとみられている。(ロイター通信)

今後は、ギリシャの総選挙の行方・ユーロ離脱の有無・世界的なさらなる金融緩和・危機脱出のための思い切った手など、不透明な材料が山積みの相場状況になっています。

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