米FOMCで雇用と経済の改善を目指してQE3(量的緩和)を決定!

2012年9月13日の連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、米連邦準備理事会(FRB)は、ついにQE3(量的緩和第三弾)を決めました。

QE3(量的緩和)の内容

●MBS(住宅ローン担保証券)を月額400億ドル(約3兆円)買い入れ
●労働市場の見通しが大幅に改善するまで資産買い入れを継続
●低金利を2015年半ばまで継続、従来の2014年終盤から延長

バーナンキ議長の発言

・雇用情勢は引き続き大きな懸念材料だ
・経済は緩やかな回復軌道にあるように見えるが、失業率の押し下げで著しい進展を遂げるほど速いペースでは成長していない

このあたり、先日のジャクソンホール講演で話した内容と同様です。

QE3の規模

過去のQEに比べて規模が小さく、完全な緩和ではないとの意見もあります。

QE1では、合計1.725兆ドル、QE2は6千億ドルの債券類を買い入れています。

過去のQE1・QE2

今回は、労働市場の見通しが改善するまで継続するということで、期間が長くなれば規模的には大きくなっていきます。QE3の実施は予想の範囲内とはいえ、株式市場は上昇しています。

・ダウ工業株30種平均は前日終値比206.51ドル高の1万3539.86ドルと上昇、2007年12月末以来、約4年9カ月ぶりの高値で取引を終えた。
・ハイテク株中心のナスダック総合指数は同41.52ポイント高の3155.83と上昇。

ダウとナスダック上昇(2012年9月14日朝)

QE3でダウ上昇

世界のリアルタイム株価レート

米国の失業率と最大の問題

失業率の推移(1980~2012年) - 世界経済のネタ帳

米国の失業率は、グラフからも読み取れるとおり、8%台と高い水準で推移しています。
今秋の米国大統領選挙でも、雇用は最大の争点になっています。

アメリカ最大の問題は、雇用を作り出す・改善するです。

2005年:5.08%
2006年:4.61%
2007年:4.62%
2008年:5.80%
2009年:9.28%
2010年:9.63%
2011年:8.95%
2012年:8.16%(推計)

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