シェール革命で米国の赤字が消え強いドル復活?

米国で生産量が増えているシェールガス・オイル。このシェール革命により米国経済が大きく変化する可能性があります。

世界最大の原油輸入国である米国が自国で賄えるようになると、米国の貿易赤字は大きく減少します。

その結果、為替市場・株式市場など世界中のお金の流れも変化することになります。

米国の原油輸入額と経常収支

2011年の原油輸入額と経常収支の赤字額は、同じくらいの金額です。

●2011年の原油輸入額:約4623億ドル(世界1位)

原油輸入額の推移 - 世界経済のネタ帳

●2011年の経常収支:約4659億ドル(世界184位)

経常収支の推移 - 世界経済のネタ帳

シェールオイルの増産で2012年の米国の産油量は、日量640万バレル(前年から76万バレル増加)


シェール革命で双子の赤字改善や雇用回復

米国が中東から輸入する原油の減少が続けば赤字削減に大きな効果を発揮します。

●年間5千億ドルの軍事費を使って世界および中東の平和を守る必要がなくなる。特に中東地域への軍事費が減少する可能性。

●財政の崖問題もあり軍事費削減を計画中

●米国内でシェールガス開発生産による100万人規模の雇用増加

●シェールガス・オイルの供給増加により安い価格でエネルギーを利用できる

●電力料金や製造業の生産コストが下がり米国の競争力が増す

●エネルギー需給が大きく改善するため、経常収支の大幅改善が見込める

経常赤字縮小で強いドル復活の可能性

米国は、巨額の経常赤字を埋め合わせるために米国債(ドル)を大量に発行しています。

その経常赤字が縮小すれば、市場へのドル供給量が減り強いドル(ドル高)へと為替市場が動く可能性があります。

●米国政府の赤字回復による米国債の発行減少

●ドル安の流れが変化しドル高の流れに

●米国の経常収支が黒字になりドルが強くなった場合の影響は未知数

●日本銀行の金融緩和・ユーロ危機というドル高への動きもある

ドル/円相場月足チャート

1972年~2013年4月11日

ドル/円相場月足

ユーロ/ドル相場月足チャート

1999年3月~2013年4月11日

ユーロドル相場月足

チャートは「上田ハーローFXのチャート

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