インフレ+失業率で社会のムードを測る悲惨指数

社会の幸福やムードを図る指標の一つがミザリー指数(悲惨指数)。米経済の好調により、悲惨指数は、56年ぶりの低水準まで下落。

悲惨指数=消費者物価指数(CPI)の前年比上昇率+失業率

国民の生活実態を把握するために、米経済学者のアーサー・オークン氏が考案。通常、悲惨指数が10を超えると、国民の不満が高まり、政権維持が困難になる。そのため、米大統領選挙などの時に、政権攻撃および維持の時に出てくる指標。

ハイパーインフレの状態

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  • ジミー・カーター大統領:13未満から22付近へ上昇しレーガン氏に破れる
  • ジョージ・ブッシュ大統領:湾岸戦争の勝利で、国民支持は上がるも悲惨指数が12を超えて、クリントン氏に敗北

米失業率は5.5%に低下し、インフレ率も低い米国の現状は、政権維持に充分な状況。

ちなみに、2015年現在、悲惨指数が低いのは、タイ・スイス・日本の順。

スイスの失業率はわずか3.3%、タイは1%を下回り、日本は3.6%。日本に住んでいると、ついつい他国とくらべて日本は・・・、欧米は・・・それに比べて日本は遅れている・問題が多いと感じがち。ただし、失業率とインフレの脅威を受けない点では幸福な国であるのかもしれません。

インフレ・失業率ともに、国民の生活に直結する指標。お金の価値が見る見る減っていくインフレと働きたくとも職業がなくお金を受け取れない失業は、世界経済を脅かす最大の恐怖。

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