ソニー生命で170億円を横領した石井伶容疑者は、ビットコインで爆益を計上する皮肉な結果に

ソニー生命で、170億円を横領した事件。石井伶容疑者は、横領したお金をビットコインに換金。なんと、50億円の利益が生じました。

ビットコインの上昇&円安のおかげで、横領されたのに儲かるという皮肉な結果。

170億円を横領した石井伶容疑者の動機

石井伶容疑者が、横領した動機は、悠々自適の生活を送りたかったから。170億円もあれば、悠々自適は十分可能でしょうね。十分の一くらいだったらバレなかったかも・・・。生命保険会社は、お客様の大事なお金を預かるので、しっかりしてほしいものです。

石井容疑者。年齢も32歳ということですから、おそらく実務担当者。上司が、単なる承認男になるなか、実務に詳しい彼が、行う作業の把握が甘かったのでしょうね。

2021年12月21日に、米国で発覚。ソニー生命に返金されています。

【12月21日 AFP】米司法省は21日、ソニー生命保険(Sony Life Insurance)の子会社から1億5400万ドル(約175億円)以上が日本人社員によって盗まれ、暗号資産(仮想通貨)ビットコインに交換されていたとされる事件で、同社への返金手続きを取ったと発表した。AFP

ビットコインの長期チャート

大事な点として、ビットコインは、必ず儲かるわけではありません。最近は、金融市場全体のリスクオフ的な動きを受けて下落基調。そこからの切り返しが起きている状態です。

ビットコインをはじめ暗号資産は、値動きが大きいので、換金のタイミング次第で、大きな損失が出ていたK農政もあります。

ただ、没収されたお金は、金融犯罪に詳しい弁護士法人アドバンスの正畠大生弁護士いわく国庫に入り、犯罪防止対策に使われるとのこと。

「被害金が海外で没収された場合、日本に移譲されるかがポイント。今回はFBIが没収したということなので、日米ともに批准している国際組織犯罪防止条約に基づいて、全額日本に移譲されることになる。日本国内では被害金額170億円が国からソニー生命に支払われることになるが、運用によって増えていた30億円以上の金は国庫に入り、基本的に犯罪抑止の対策費用に使われる」

こういった知能犯罪を防ぐために、犯人を使う方法があります。悪の手口は、犯罪者自身がよく知っているというやつですね。

まあ、今回の事件を受けて、犯罪防止策を検討して欲しいものです。単純に規則を増やせばいいというものではありませんしね!

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