入院にかかるお金や日数の平均データを知ってから必要な医療保険を考えよう

寿命が伸びることで、死亡リスクより長生きをすることのリスクが大きくなってきました。 病気やケガをしたときに必要なお金・介護に必要なお金。長生きすればするほど、お金が必要になってきますね。

ここでは、病気やケガなどで入院をした時や、生命保険・医療保険の参考となるデータをご紹介します。

データは、生命保険文化センターの平成22年度生活保障に関する調査が出典です。

別の記事では、生命保険の支払い平均額や死亡率データを紹介しています。

入院日数の平均

病気やケガで入院をした事がある方はご存じですが、下記のデータを見ても入院日数は二週間以内(14日)が62.3%を占めており、1カ月以上の長期入院になるケースは14.3%と多くはありません。

入院をしたことのない方は、映画やドラマで見る長期入院をイメージするかもしれませんが、1週間以内で退院する可能性も高いのです。

直近の入院時の入院日数 割合(%)
5日未満 12.2
5~7日 20
8~14日 30.1
15~30日 23.3
31~60日 9.1
61日以上 5.2

入院時の入院日数

高額療養費制度

皆様は、高額療養費制度をご存知でしょうか?

公的保険制度の一つで、1カ月の自己負担額がその人の所得によって決められた限度額を超えた場合、その超えた部分のお金を払い戻してくれるお得な制度です。

限度額も一般的な収入の人の場合は8万円強で済みますので、医療費が100万円かかったとしても自己負担するお金は8万円強で済みます。

●高額療養費制度の利用経験
高額療養費制度を利用した:48.8%
高額療養費制度を利用しなかった:38.2%
申請中・申請予定:2.4%
分からない:10.6%

入院を経験した人の約5割が高額療養費制度を利用しています。

入院時の自己負担費用(総額)

直近の入院時の自己負担費用 割合
5万円未満 9.3
5~10万円未満 20.8
10~20万円未満 32.6
20~30万円未満 17.9
30~50万円未満 11.0
50~100万円未満 6.4
100万円以上 2.0

治療費・食事代・差額べッド代を含む、高額療養費制度を利用した場合は利用後の金額

入院時の自己負担したお金の額は、平均で20.6万円となります。割合では、50万円未満が91.6%、20万円未満が62.7%となります。

100万円以上かかる高額な自己負担割合は、わずか2.0%です。

入院時の自己負担費用(1日あたり)

直近の入院時の1日あたりの自己負担費用 割合
5,000円未満 15.1
5,000~7,000円未満 11.2
7,000~10,000円未満 14.4
10,000~15,000円未満 23.3
15,000~20,000円未満 8.9
20,000~25,000円未満 6.9
25,000円以上 20.1

治療費・食事代・差額べッド代を含む、高額療養費制度を利用した場合は利用後の金額

入院時の自己負担を1日あたりで見てました。1.5万円未満が64%、1万円未満が40.7%です。そして、気になるのが2.5万円以上の20.1%です。

平均値では1.6万円になりますが、2.5万円以上の20%が平均値を引き上げています。

食事代や差額ベッド代は、レストランと同じでピンからキリまでありますので、治療費以外の部分でお金がかかっている可能性があります。

例えば、東大病院のベッド代は、1日あたり2,700円から189,000円(!)まで、多くのベッド(個室)が揃っています。このベッドの差は、一度、ご覧になってはいかがでしょう。東大病院の入院棟の内容と価格

公的医療保険では、入院時の食事療養費もサポートしてもらえます。公的医療保険の基本で、ご確認ください。

医療保険について

日本の公的医療保険は、諸外国に比べて充実している面も多々ありますので、病気やケガについて過剰に心配する必要はありません。

現在、生命保険会社では、医療保険をCMや直接訪問・電話で売り込んでいますが、公的医療制度・高額療養費制度を知ったうえで、実際のデータを見ていただくと、医療保険を厚く手当する必要がないことが分かります。

会社勤めの方には、傷病手当金という制度もあります。

もちろん、家計に、余裕があり万一の手当をしておきたい・手厚い看護を受けたい方は、医療保険に多めに入ることを選ぶことも良いと思います。

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