生命保険の支払い平均額データは世帯で37.8万円

生命保険に医療保険・自動車保険と保険の種類は、たくさんありますが、どのような保険に入っているか知らないままの方も多いのではないでしょうか。

保険の見直しを行うには、まず、生命保険についての基礎的なデータを知っておく必要があります。保険料の支払い平均額や保険会社の保険金支払額をご紹介します。
死亡率に関するデータは、別途、記載しています。

また、生命保険会社ネクスティア生命保険が、「生命保険に関する不満・ストレス」を調査したところ、多くの意見が寄せられています。

ネクスティア生命保険会社調査「生命保険の不満・ストレス」

「商品に関する不満」で19.5%、次いで「保険料に関する不満」(14.1%)、「保険金・給付金支払い対応に対する不満」(5.6%)、「勧誘時の対応に対する不満」(5.5%)が続いた。

「商品」に関する不満は、「商品内容がわかりづらい」(17.4%)、「資料が読みにくい」(2.1%)といった声が多く、「検討したくてもわかりづらいために検討できない不満・ストレスが多いことが伺える」(ネクスティア生命)。特に、保険を検討する機会が多い30代・40代で回答が多く寄せられた。

出典:マイコミジャーナル

生命保険の支払い平均額

生命保険文化センターが実施した「生活保障に関する調査」(個人調査)によると、年間払込保険料(個人年金保険の保険料を含む)は男性で平均25.4万円、女性で平均18.5万円となっています。金額の分布をみる男性は「12~24万円未満」、女性は「12万円未満」が1番多くなっています。また、同じく生命保険文化センターが実施した「生命保険に関する全国実態調査」(世帯調査)によると1世帯あたりの年間払込保険料(個人年金保険の保険料を含む)は平均45.4万円となっています

出典:生命保険文化センター

生命保険文化センターの調査結果を月間払込に直すと、男性で2.11万円女性で1.54万円となり、世帯では3.78万円です。

デフレで収入が減っている中で、保険料を節約できればありがたいですね。

生命保険の平均保険金額

住友信託銀行の調査によると生命保険の平均保険金額が下がっています。契約件数が微増なのに対して、金額が下がっていることから生命保険の小口化が起きています。

生命保険の平均保険金額は、2004年3月末に1,054万円だったのが2009年12月末に784万円と下落。

契約件数は、2004年3月末が1億930万件、2008年3月末が1億940万件、2009年12月末が1億1,600万件と微増

出典:住友信託銀行調査月報2010年5月号 経済の動き~生命保険・個人年金保険の動向とその背景

保険会社の保険金等支払金

次に、万一の際に保険会社から支払われる保険金などの金額を見ていきましょう。驚くような数字が出てきます。

保険金等の支払金

●保険金等支払金:32兆494億円(前年度比95.2%)

その内訳です。
・保険金:17兆2,438億円(前年度比91.6%)
・年金:2兆8,761億円(前年度比112.4%)
・給付金:3兆9,758億円(前年度比98.8%)
・解約返戻金:5兆7,985億円(前年度比97.5%)
・その他返戻金:1兆1,725億円(前年度比92.7%)
・再保険料:9,823億円(前年度比93.2%)

死亡保険・満期保険金の支払額

満期保険金は180万件(前年度比140.1%)で2兆1,187億円(前年度比90.2%)

死亡保険金は103万件(前年度比97.9%)で2兆7,432億円(前年度比100.0%)

医療給付金の支払額

入院給付金:533万件(前年度比104.2%)で6,466億円(前年度比101.7%)

手術給付金:291万件(前年度比103.6%)で3,253億円(前年度比103.8%)

出典:2011年版:生命保険の動向:社団法人生命保険協会

保険金支払額の平均

上記の数字から、1件あたりの保険で実際に支払われた死亡保障や満期保障・医療給付の金額を見てみます。

1件当たり平均保険金支払額
1件当たり平均額を計算すると、満期保険金:117.71万円、死亡保険金:266.33万円、入院給付金:12.13万円、手術給付金:11.18万円となります。

死亡保険金:2兆7,432億円÷103万件=266.33万円

保険金の支払額は意外に少ないのです。平均して、男性が25.4万円、女性が18.5万円、世帯で45.4万円を1年間の保険料に支払っているのに比べても少ないですよね。

男性なら、10年、保険金を支払えば254万円と266.33万円に近い数字となります。また、医療保険関係も10万円強のお金であれば、普段から貯金をする習慣をつけておくことでも代替できそうです。

保険加入・見直しは慎重に考える必要があるデータです。

生命保険の見直し等の場合には、公的保険や持家の場合の団信などを考えて検討してください。

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