ソーシャルレンディングによるお金の貸し借り
お金を借りたい人と貸したい人のニーズがマッチしていないということは問題になっています。事業をスタートしたばかりの事業法人には、担保不動産も実績(収益を生んでいる決算書)もありません。
しかし、公的な保証のない融資に対して銀行が二の足を踏む状態が続いていることから、ソーシャルレンディングと呼ばれる融資仲介サービスが成長しています。
法人だけでなく個人に融資を行うサービスもあり、消費者金融と比較して有利な点も多いことから利用者が増えています。
AQUSH(アクシュ)の市場規模
ソーシャルレンディングを行っている会社のAQUSH(アクシュ)がサービスの利用状況を公表しました。
2011年 | 2010年 | |
登録者数 | 8,013人 | 3,500人 |
ローン申込総額 | 29億9百万円 | 14億円 |
ローン承認率 | 20%以下 | 20%以下 |
平均ローン実行額 | 278,651円 | 511,059円 |
平均投資額 | 395,001円 | 319,834円 |
ローン平均約定金利(年利) | 11% | 9.1% |
平均利回り(年利) | 6.6% | 7.6% |
公表データでは、貸し倒れ率は1%以下、2011年のローン金利は11%と消費者金融の2011年10月の16.15%より低い金利で借り手にお金を提供できているとのこと。
maneo:事業性ローンの返済実績と市場
ソーシャルレンディングの事業向けサービスを展開しているmaneoのデータ(2013年2月1日)によると延滞・貸し倒れゼロを更新中とのことです。
貸付件数:576件、完済実績:317件
貸付金額合計:62億6,853万円:完済金額:35億5,780万円
●事業ローンの実績
サイト上の実績を見ても利回りが6%~8%の案件がたくさんある上に最低投資額が数万円から可能ということで、お金の借り手・貸し手双方にメリットがあります。