白金(プラチナ)の基礎知識

白金(プラチナ)は、金と似た性質を持つ貴金属です。その美しさ・硬さ・強さから宝飾品として使われており、古代エジプト時代の装身具としても発見されています。

ただし、金以上に希少な貴金属で、南アフリカ共和国とロシアに産出国は偏っています。金の基礎知識と併せて白金の基礎知識をご紹介します。

白金(プラチナ)の3つの需要

●工業用需要:自動車の排ガス用触媒として最も多く使用されています。欧州のディーゼル車が一番、使われています。同じ白金族でより価格の安いパラジウムと競合します。

金同様に電子回路にも利用されています。

●宝飾品需要:金の輝きが派手すぎると感じる人が多いせいか、日本では白金(プラチナ)人気が高く、最大の需要国は日本でした。ただし、現在は中国の方が需要量として上回っています。

結婚指輪などは、プラチナで作ることが多いですね。しかし、近年は、ホワイトゴールドなどの金とニッケルの合金などが価格が安く派手すぎないということで人気があがっており、プラチナの人気が弱まっています。

●投資需要:資産価値を見込んでの投資需要は、金に比べると弱く、コインや地金などの需要は、金より遥かに小さい市場です。

プラチナの結婚指輪

プラチナの需要の内訳

2009年のGFMS(ゴールド・フィールズ・ミネラル・サービシズ社)の統計だと需要全体は、199.5トンで、自動車用触媒が40%を占めています。

GFMS社の紹介は、こちらの「金 地金 ゴールドの世界」に詳しく掲載されています。

自動車触媒:80.8トン(40%)

宝飾品向け:70.2トン(35%)

投資用:9.5トン(5%)

工業用:それ以外

有史以来の生産量は約5千トンと金の約16.5万トンの三十分の一の少なさです。

白金(プラチナ)の生産量

2009年の生産量は、全体で225.9トンで、そのうちわけは、鉱山からの生産量が、187.9トン、残りがリサイクル分です。(GFMS)

プラチナの生産グラフ

●白金(プラチナ)の生産国と生産量

白金の生産国 生産量(トン)
南アフリカ 143.2
ロシア 24.7
北米 9
その他: 11
自動車触媒リサイクル 24.3
宝飾品 13.7

白金の生産は、南アフリカとロシアの2国で、70%以上を占めるという非常に偏った分布をしています。南アフリカは長らくアパルトヘイト政策、そしてロシアは共産主義~混乱の時代を経ていることから白金(プラチナ)を確保することが大変だったことがご理解いただけることでしょう。

白金(プラチナ)の海外価格

白金(プラチナ)の国内価格

白金(NYプラチナ)の海外チャート

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