お金を貸し借りするときに生じる金利の基本

金利とは

金利は、お金の借り手が貸し手に対して支払う手数料のことです。

利息と利子

お金を銀行などに預けて受け取るお金を利子や利息と呼びます。

利息(りそく)と利子は、一般的に同じ意味で使いますが、借りた場合に支払うお金を利子、貸した場合に受け取るお金を利息と使い分けることもあります。

また、銀行預金は利息と呼び、ゆうちょ銀行では利子と呼ぶなどの区別もあります。

預金=銀行、貯金=ゆうちょ銀行と同じで実質的な差はありません。

法律用語としては利息を用います。

利回り

利回りは債券、株式等の有価証券における金利にあたるものです。

有価証券や債券においても投資した金額に応じて配当・利子を貰うことができ、投資額と配当・利子の割合をパーセントで表示したものが利回りです。

有価証券への投資の結果生じる配当・利子などの有価証券の買入れ価格に対する割合。証券市場のように有価証券の売買を通じて資金の貸借が行われる場合、資金の貸し手、つまり有価証券の買い手は、有価証券を額面価格とはかならずしも一致しない一定の価格で購入し、有価証券が債券であるときはその満期を通じて(株式の場合は満期がないが)、その債券の券面に記載された表面利子(株式の場合は発行者の業績に応じての配当)を獲得する。この表面利子はクーポン利子ともいわれ、これに対する証券の額面価格の割合を表面利率またはクーポン・レートという。そして、表面利子に対する証券価格の割合を利回りとよぶのである。

ヤフー百科事典

短期金利と長期金利

短期金利とは、期間が一年以内の金融商品に適用される金利です。長期金利は、一年を超える金融商品に適用される金利です。短期金利の代表は、無担保コール翌日物などがあります。現在、日本の政策金利は、この無担保コール翌日物(オーバーナイト)です。

長期金利の代表は、長期国債10年物です。

日本の政策金利:0.00%~0.10%(2012年3月19日)

長期金利(国債10年):1.05%(2012年3月19日)

長期国債利回り推移(過去10年)出典:日本相互証券株式会社

長期国債利回り推移

固定金利と変動金利

固定金利は、契約時に金利が固定していて満期まで同じ金利が続きます。

変動金利は、契約期間中に市場の金利動向に合わせて金利が上下に変動します。

今後の金利動向や金利変化リスクを取るかどうかで選択が変わります。

金利水準の決まり方

お金を借りる場合や社債の発行、預金金利など世の中には、多くの異なった金利がありますが、この金利はどのようにして決まるのでしょうか。

金利水準は大きく以下の3つの条件によって決まります。

通貨自体の金利

金利の基準はそれぞれの通貨単位により異なります。

その通貨を発行している国の経済状況や国の信用リスクなどにより高金利の国や低金利の国があります。

一般的に低成長で安定している先進国は金利が低く、高成長で安定していない新興国の金利は高くなります。

借り手の信用力

お金を借りる人(組織)の信用力が低いと「返してもらえない可能性」が高くなります。そのため、貸出を行う相手によって金利は変わり、信用リスクが高い人(返済できない可能性が高い人)ほど金利は高くなります。いわゆる「信用リスク」と呼ばれるものを反映して金利が決定されます。

返済までの期間

返済期間も金利には大きく影響します。なぜなら、今日借りて明日返すというのであれば、返してもらえる可能性は高いのですが、期間が長くなれば予期しない出来事が起こる可能性があるため返済の可能性が低くなります。

そのため、通常は期間が短いほど金利は低く、長くなるほど高くなります(順イールド)。ただし、特殊な条件下では逆転現象(逆イールド)が起こることがあります。

住宅ローンの返済期間と金利の関係を見ると分かりやすいでしょう。

■三菱東京UFJ銀行の新規住宅ローンの金利(2012年3月1日)

新規住宅ローンの金利

期間が長くなる程、金利が高くなっていることをお分かりいただけると思います。

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