金融商品は安全性・流動性・収益性の三つを基準にして選ぶ

金融商品には、預貯金・株式・債券・保険と様々な種類があり、どれを選べば良いか悩んでしまいます。
特に、近年の金融商品についての改革は目覚ましく、10年程で、金融商品の中身と売買方法が大きく変化しています。

金融商品を選ぶには、自身の性格や資金の目的に合わせて使い分けることが大切です。
そのためには、まず、自身が、今後どう生きていくのか?今後、必要となるお金はどのようなものかを確認しましょう。

その上で、金融商品の知識を高めて上手く選んでいくことです。

金融商品を選ぶための三つの基準

たくさんある金融商品の中で自分に合ったものを見つけるために、3つのポイントがあります。

安全性・流動性・収益性の三つの基準

金融商品の三基準

この3つの基準の優劣で金融商品を選びますが一つ重要なこととして、「全てに優れている商品はない」ということを覚えておいてください。

リスクとリターンはイコールの関係

ハイリスク=ハイリターン、ミドルリスク=ミドルリターン、ローリスク=ローリターンが鉄則で、安全性が高い金融商品の収益性は低いというように何かが優れていると何かが劣るのが金融商品の特徴です。

金融商品を選ぶ時には、自身の資産内容・目的に合わせて使い分ける考えを持つことです。

安全性とは

預けたお金が目減りしたり、損失を出す可能性があるかどうか?が安全性です。

利息や配当など、お金を預けて得られる対価が、その時の情勢によって変化することがあります。もし、変化する場合、期待以上の利益が得られる可能性と期待以下の利益になる可能性があります。

変化する=変動型、変化しない=固定型

■金融商品自体の価値や価格変化があるかどうか

金融商品の中には、価格が市場で決まるものがあり、金融商品の価値が変動して利益や損失が発生することがあります。

当初の購入価格より下がる可能性があるかどうかは購入時の重要チェックポイントです。

■債券・株式等の発行体(発行者)の経営について

会社が発行する株式や債券を購入し、その会社が破たんすると、株式や債券の価値が急落します。また、預金等においても取扱い金融機関の破たん等において元本が確保されない可能性があります。

■取扱い金融機関の経営および破綻に備えた保護。

生命保険会社・銀行・証券会社といった金融機関も破綻の可能性はあります。

その場合、金融商品の価値がなくなる可能性がありますので経営状況確認も安全性において大切です。

また、預金のように預金保険制度などの保護される仕組みが備わっている金融商品もありますので、調べておきましょう。

元本保証と元本確保

元本保証は預貯金のように、運用期間全てで初めに預けたお金が目減りしない(元本を保証)している金融商品です。

元本確保は、満期時点で元本を確保します という金融商品です。
仕組みとしては元本のうち9割程度を元本割れしない預貯金や債券で運用し残りの一割でリスク商品に投資して利益確保を目指しています。そのため中途解約した場合には元本割れの可能性があります。

流動性とは

流動性は、必要な時にすぐに現金に換えられるかどうかです。

お金が必要な時に、相手に物で渡す(物納)ことはほとんど認められませんよね。時には、美術品や土地などで納めてもらうこともありますが。

多くの場合、現金や銀行振り込みで「お金」として渡す必要があります。つまり、金融商品をすぐにお金に換えられるかどうかは重要なポイントになります。

流動性の低いものとしては不動産があげられます。現金が必要になってすぐに売りたくても買い手がいないと売ることができず、そう簡単に売買ができません。

それ以外にも、満期まで解約ができなかったり手数料がかかる商品は、流動性の低い金融商品といえますので、すぐに必要なお金を投資することはできません。

■満期や据え置き期間(払い戻しのできない期間)があるかどうか

満期や据え置き期間まで資金を引き出せない金融商品は流動性が低いといえます。

もっとも、満期まで引き出せないからこそ運用側は安心して資金を投資できることになりますので、流動性と収益性は両立しにくくなります。

・流動性が高い=収益性が低い

■中途解約ができるかどうか

満期のある商品でも中途解約ができる可能性があります。

その場合には、特殊事情のみなのか?

解約手数料はどうなのか?

金融商品の価格はどうなのか?

を確認しておく必要があります。

■換金手続き

換金手続きには、電話一本、インターネットでOKのものから書類が必要なものまで様々です。また、換金までにかかる日数も様々で日数がかかる・手続きが煩雑なものは流動性が低いといえます。

■売りたい時に買い手が見つかるか

不動産や株式のように売るためには買い手を探す必要がある場合、どの程度の換金性があるかは大切です。

多くの場合、不動産より株式の方が換金しやすく株式でも出来高の大きい大型株程、換金しやすくなります。

収益性

その金融商品で運用することで得られる収益で、その収益は二つに大きく分けられます。

1.利息(利子)のように元本に対して支払われるお金

例:定期預金1年もの金利、年0.35%

また、利息には預入時に貰える利率が決まっている固定型と変化する変動型があります。

2.価格変動によって得られる差損益金

金融商品の価格変動はリスクとリターンが裏表。価格が下がって損するリスクと価格が上がって得するリターンの両面がある。

例:トヨタ自動車の株

収益性と安全性、収益性と流動性

収益性、安全性、流動性

代表的な金融商品

金融商品の例

運用商品分類

 

分類 金融商品の種類
元本確保型商品 普通・定期預金、金銭信託など
国内株式 国内株式、株式投資信託など
国内債券 国債・地方債・社債・公社債投信など
外国株式 中国・米国株・外国株投信など
外国債券 外国債券・外貨建てMMFなど
外貨預金・FX 外貨預金・FX(外国為替証拠金取引)など

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