お金や経済の本のテーマは破滅や破綻など内容が極端

お金の本や雑誌はなぜタイトルや内容が極端なのか?

お金や経済についてベストセラーになる本は、テーマが極端になりがちです。

本に限らず雑誌においても「大恐慌」「●●暴落」「超インフレ」「デフレスパイラル」「超円高」「国債大暴落」と、この世の終わりかと思うようなタイトルが並んでいます。

逆に、新たな技術が世の中の全てを救うというようなバラ色のタイトルの本もありますね。

これらの本を読んでいると、今すぐにでも何かをしなければいけない気になってきます。
ところが、大体の場合、大恐慌も最良の未来も来ずに、その中間位で推移します。

地球の未来

そして、慌てて行動した人達が大変な目にあったり損失を被ったりしていまいます。
特にお金について重要な経済分野の株式・為替などは、そこまで極端な動きをせずに、上がったり下がったりを繰り返しながらゆっくりと動きます。

では、なぜ、極端なテーマになってしまうのでしょうか。

単純な話で、その方が売れるからです。
株価を例にとると、現在の日経平均株価が9,600円前後です。

■下記にあげる3つのタイトルの本でどれが一番売れるでしょうか?

1.2015年、バブル経済再来す。日経平均株価は再び4万円を目指す!
2.日本経済大崩壊!米国・欧州の次は日本が崩壊す。最大の危機は今!
3.日本経済、低成長の20年、現状維持経済がスタンダードに!

間違いなく、3番目が一番売れませんね。
出版社・著者も売れない本を出すわけには行きませんので、どうしてもタイトル・内容とも過激になってしまうのです。

普通の内容の本は、正しい事を書いていてもなかなか売れません。
これは、新聞記事でも同じで夕刊紙のタイトルなどは人目を引く過激なタイトルの割に中身が薄くてがっかりということは頻繁に起こっています。

恐怖による営業

営業の方法としても相手に恐怖や不安を与えて物を売る方法は、ノウハウとして確立されています。恐怖や不安を与えてからその解決策を提示する。

読み物としてこういう本を読むのは、筆者の力次第でぐいぐいと話に引き込まれて楽しいものです。

ただ、お金を運用する・増やしたい・減らしたくないと考えるあなたにとって、こういう本を100%信じるのは、大きな間違いです。

極端な内容の本を読んだ時

・その本の筆者が過去に書いた本を見返し、その予言や見通しどの程度、実現しているのか。当たった例だけ過剰に取り上げていないか確認する。
・そういうシナリオもなくはないので、頭の片隅に置いておく程度にしよう

などと、全面的に信じることなく、冷静に物事を判断しましょう。

大抵の物事は、多面的に見た法が良いのです。
子供の喧嘩など一方向からの話だけ聞いているととんでもない結果になるでしょう。両方の言い分を聞いて判断を下すと公平になるように、複数の視野から物事を見ることです。

花の山

株式の格言にも「人の行く裏に道あり花の山」という言葉があります。

相場全体が『買いだ買いだ』という時にこそ売れ。『売りだ売りだ』といっている時こそ買いに回れといった格言です。
みんなが買いと騒いでいる時にはもう新たな買いは入らずに天井の事が多く、そこで勇気を持って売りに回れる人が勝つという意味です。

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