成功した大相場師W.Dギャンの24のルール

W. D. Gann’s(ギャン)とは

ウィリアム D. ギャン (1878-1955)は、テキサス州ラフキンの綿花農家に生まれた相場師です。
商品相場・株式相場において多くの著作を残し1955年に78歳で生涯を閉じた時の遺産は5,000万ドルだったといわれています。

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1ドル100円換算でも50億円、1955年当時の5,000万ドルですから、その価値の大きさは分かるでしょう。

ギャンは大成功した相場師と言われています。逆にたいして儲からずに執筆やセミナー講師で食いつないでいたとの見方もあります。

しかし、彼が残した膨大な著作は、様々な示唆に富み、占星術・テクニカル分析・価格と時間・季節性など、あらゆる分野から相場を分析し卓越した相場分析者であったことは確かです。

ギャンが著作に書いている「決して失敗しない24のルール」は、現代の投資家にも共通するルールです。

ギャンの24のルール

1.資金を10等分し、1回の取引に資金の10分の1以上のリスクを決して取らない。

2.ストップ・ロス・オーダーを使うこと。

3.過剰な売買は決してしない。これをすることは資金運用の原則に反することになる。

4.儲けを損失に変えない。3ポイント以上の含みが出来れば、利益を失わないようにストップ・ロス・オーダーを近づける。

5.トレンドに逆らわない。自分のチャートに従って、相場のトレンドに確信が持てないときは売買しない。

6.疑わしいときは手仕舞い、取引をしないこと。

7.活発な銘柄のみを取引する。動きが鈍く、活気のない銘柄には手を出さない。

8.リスクの均等分散。4~5銘柄を取引する。全資金を1銘柄に集中させることは避ける。

9.指値をしてはならない。売買の価格を固定してはならない。成り行きで売買する。

10.充分な理由なしで手仕舞わない。利益を守るにはストップ・ロス・オーダーを使う。

11.実現益は蓄積せよ。連続して成功したら、一部は温存し銀行口座にいれ、緊急時やパニック時にだけ使うこと。

12.配当目当てで株を買わない。

13.難平をしない。ナンピンはトレーダー最大の誤り

14.我慢できないというだけで相場から逃げない。また待ちきれなくなったと言うだけで手を出さない。

15.小さな儲けと大きな損は避ける。

16.建玉と同時にストップ・ロス・オーダーを出し、これをキャンセルしない。

17.あまり頻繁に売買しない。

18.買いを厭わないのと同様、空売りを厭わないこと。

19.安いというだけで買ってはならないし、高いというだけで売ってはならない。

20.ピラミッディングのタイミングに注意する。取引が活発になり抵抗線を抜けるのを待ってから買い増しし、支持水準を割るまで待ってから売り増しする。

21.買い場でピラミッディングするときは発行済株数の少ない銘柄を選び、空売りのときは発行済株数の多い銘柄を選ぶこと。

22.ヘッジは決してしない。ある銘柄を買い建てしていてその価格が下がり始めた時、これをヘッジしようとして別の銘柄を空売りしてはならない。この場合は相場から手を引いて損を確定し、次の機会を待つこと。

23.充分な理由なしにポジションを変えないこと。取引をする場合は充分な理由に基づくか、または明確な計画によること。またトレンドが変わる明白な徴候なしには手を引かない。

24.長期間成功し儲けた後で取引量を増やすことは避けること。

いかがでしょうか?今でも十分に通用する。あるいは投資のコツや秘訣として聞いた事のある言葉がたくさん出てきたのではないでしょうか?

もちろん、9番のルール「指値をしてはならない」のように、若干、現代と異なるルールもあります。当時は、指値についてブローカーがかなりのスリッページ(サヤ)を抜くのが慣例でブローカーの言う価格が信じられない環境でした。

ギャンルールについて

さらに、ギャンが残している言葉について。

「ルールに従うことができない人は投機や投資はやめた方が良い。失敗に終わることが確実だからである。道はどちらか一つ、ルールを厳格に守るか、全く守らないかである」

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