初回特別金利は3カ月のキャンペーン期間だけであることをお忘れなく

銀行の定期預金(日本円)で、初回特別金利「年1.8%」とあれば、興味を持つ人は多いはずです。ネットバンクの定期預金でも1年預けて「0.5%」もつかないのですから、「1.8%」も貰える定期預金があれば預けてみたいものです。

実は、このような定期預金には注意が必要です。

なぜなら、1.8%の金利がつくのはキャンペーン期間の三カ月だけで、キャンペーンが終わると通常の金利に戻ることを分かりにくく書いている広告があるからです。

初回特別金利のキャンペーン(定期預金)

大手銀行でも「退職金限定」や「新規口座開設限定」で、よくある例です。

●ある銀行が発売している商品例

・円定期預金特別金利キャンペーン
・3か月もの(自動継続型)
・初回特別金利 年1.8%(税引後 年1.44%)
・注意書きがいくつか・・・

一番、大きい字は、もちろん、「年1.8%」の部分です。

この定期預金を見た場合、少なくとも1年間は、1.8%の金利が貰えると思いませんか。

実際には、この定期預金は三カ月だけ1.8%の金利がついて、後の12か月は、通常の定期預金と同じく年0.025%しかつかないのです。

しかも満期の三カ月が経過すると、お客様自身が申し出ないと自動継続されるのです。

特別金利は、初回だけです。金利は、0.025%で自動継続です。(金利は、市場実勢で変わります)

そして、注意書きには、「上記の初回特別金利は、当初三カ月の適用となります。」としっかりと書いてありますので、嘘は何一つとして書いてありません。

誤解を与える金融商品の広告

このような定期預金については、確かに嘘ではありませんが、顧客の勘違いや誤解を誘う広告と言えるでしょう。勘違いして契約してくれれば万々歳というのが見え透いています。

・初回特別金利として、当初●カ月だけ高い

・満期が来たら自動継続

・強調したいところだけ目立つように大きく書く

金融商品の広告を見抜く方法

こういった顧客の勘違いを利用した広告はあとを絶ちません。規制では、「顧客に誤解を与えるような広告は禁止」とするしかありませんし、それでは効果が薄いでしょう。

有利な点を強調する広告は、「他行もやっている・数字が上がる」ということで、なかなか無くなりません。

そこは顧客であるあなた自身が金融商品の知識を身に付けて見抜いていくことが一番です。

広告を見抜くポイント

・預入期間が誤解を与えないように、分かりやすく書かれているか。分かりやすく書かれているものはいい広告です。

・キャンペーンなど有利な条件は、該当期間について注意書きで確認する。

・終了後はどうなるのかを確認する。

・メインの宣伝文より注意書きの方を読む

・何か特別な手数料が必要になるかを確認する。

・類似商品に比べて有利な場合には、なぜ有利なのかを調べて確認する

・外貨預金や外貨建て商品の場合は、外貨両替手数料について確認する。

もちろん、金融機関の担当者に確認しても大丈夫です。ただし、営業マンは、売りたいが先に立つことと、皆様が思う程知識がなくて説明できない・説明不足のこともあることを承知しておいてください。

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