お金を増やすためには、損失を防ぐ4つのルールを必ず守ること
まず、損失をゼロにしたい。絶対に損をしたくない場合は、元本保証の安全な金融商品に投資することです。
なぜなら、少しの損に耐えられない人程、大きな損を出しやすいからです。
損失を防ぐ基本的な4つのルール
1. 損失を受け入れ損切りする
2. 損をしたら頭を冷やす
3. 一定のルールに従い取引をする
4. 見なかったことにしない
投資・資産運用(相場)に絶対はない。勝率10割はありえないと分かった上で次に進んでください。
損失を受け入れ損切りする
勝率10割を期待できるような予測ツールはありません。例えば、人工知能(AI)での日経平均ファンドでは、勝率は5割5分です。
損切りを行う事:負けを受け入れることです。
勝率が10割でないということは、負けを上手く処理しましょう。
●例えば、野球を考えてみてください。
・甲子園のようなトーナメント戦では、絶対に負けられないことから、点差がいくら開いても全力で勝ちに行きます。
・プロ野球のリーグ戦では、トータルで勝率5割8分~6割3分位が優勝ラインです。そのため、序盤に点差が開いた試合には、エース格の投手を中継ぎや抑えに使わずに、敗戦処理を出しますし、ローテーションの谷間などを上手く使います。
相場も同じです。
ポジション(建玉)を持ってすぐに、損失が膨むのは、序盤に大量失点するようなものです。そこからの巻き返しがどれほど、大変かは野球好きの方なら、すぐにお分かりいただけると思います。
間違ったと思ったら、すぐに損切りをして、落ち着いてから新たなポジションを建てて最初からやり直すことです。
損をしたら頭を冷やす
損失を受け入れることを頭では分かっていても、そうはいかないのが人の心です。 損失を取り戻せと、すぐに取引をしてしまいます。
●損失後の失敗パターン例
・損をしたらすぐに、その逆の取引をする。
・損の後にポジションの量を増やす
・損の後に決めたルールを破って取引をする
熱くならずに、損の後こそクールになることを心がけましょう。
先人達の知恵や実体験の塊である相場格言や名言にも、メンタル関係の戒めがたくさんあります。
負けは、あなたのやり方や能力を否定するものではありません。
一定のルールに従い取引をする
相場で損をしたくない。上手くなりたいと思ったら一定のルールや判断の元に取引をすることです。ルールに従って取引をすることで何が良かったのか?何が悪かったのかを判断することができ改善することができますよね。
簡単なマーケティングの手法で、ABテストというものがあります。広告を出す際に同じメディアにA・Bの二つの広告を出してどちらの広告の方が、効果が高いかを見ます。効果が高い方を残すことで改善していくのです。
また、ルールに従って取引を行うことで、感情(心の揺れ動き)を少なくすることができるため、熱くなりがちな心にブレーキを掛けることができます。
一定のルールの中でも「損切り」を特に大切にして相場に取り組みましょう。
無かったことにしない。(塩漬け)
損失が膨らんでいくと、最初は、毎日のように、相場動向を見ていますが、だんだんと、諦めが入ってきて、見なくなります。そのうち戻すだろうという希望的観測が入ってきます。確かに戻すかもしれません。ただ、大抵は、さらに損失が膨らんでしまいます。
「含み益は益ではない。しかし含み損は損失である」=昔より伝わるこの言葉を大切に考えることです。 特に株式の場合、一旦、負のスパイラルに入った事業というのは、余程の事がない限り、改善しません。
ウィリアム D. ギャンの24のルールも参考に!