高利回りが魅力の外国債券とは

外国債券は、「外債」や「外国債」とも呼ばれ、発行者(海外の公的機関、政府、企業)、通貨(元本、利子、償還金の一部/全て)、発行場所(発行市場)のいずれかが海外の債券のことをいいます。

基本的な仕組みは、国内の債券と同様ですが、発行される債券の国の信用度や金利動向、為替相場などの変化に大きく影響を受けるところが国内債券との違いです。

外国債券への投資理由(魅力)

外国債券への投資は、主に海外の高金利と為替差益が投資の理由となります。

日本は、低金利が長く続いていることから、預貯金・国内債券では、ほとんど利子収入を得ることができず、高金利を得られる外国債券への人気が高まっています。

ただし、外国債券は、為替動向(円高)や為替手数料の高さによって、金利収入が無くなるもしくはマイナスになることもあります。

●ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、NZドル/円の月足チャート(クリック証券チャート)
 

また、海外の金利動向(金利上昇)によっては、債券価格が大きく下落すること、さらに、満期前に売却しようとする場合には、債券の種類によっては取引量が少ないため、なかなか買い手が見つからず、希望の価格で売却できないこともあります。

外国債券の安全性を図る目安として格付け会社がリスクを分かりやすくランク付けしています。

2012年5月2日(ブルームバーグ)

外国債券の一般的な分類

様々な分類方法の中で、最も一般的な分類方法をまとめてみました。

●外貨建て外国債券

外貨建てで、全てが発行される外国債券です。

国際機関、外国の政府や地方公共団体、外国の民間企業、日本の民間企業などが国内外で発行する、元本の払込み・利払い・償還の全てが外貨建てで行われます。

・米ドル債:米ドル建ての債券
・ユーロ債:ユーロ建ての債券
・豪ドル債:豪ドル建ての債券
・ニュージーランドドル債:NZドル建ての債券
・南アフリカランド債:南アフリカランド建ての債券
・メキシコペソ債:メキシコペソ建ての債券 他

●円貨建て外国債券

外国政府や外国企業が円貨建てで発行する外国債券です。

国際機関、外国の政府や地方公共団体、外国の民間企業などが国内外で発行、または日本の民間企業などが国外で発行する、元本の払込み・利払い・償還の全てが円貨建てで行われます。円貨建てのため、為替リスクはありません。

・サムライ債:非居住者により日本国内で発行される円建て債券
・ユーロ円債:海外の市場で発行された円建て債券

●二重通貨建て外国債券

利払いと償還のいずれかに異なる2種類の通貨が使われる外国債券です。

・デュアルカレンシー債:払込みと利払いは円、償還は外貨など
・リバースデュアルカレンシー債:払込みと償還が円、利払いが外貨など

外国債券の例(出典:SBI証券)

トルコリラ建社債:バークレイズ銀行

このページの先頭へ