上昇相場で利益のブル(強気型)投信と下落相場で利益のベア(弱気型)投信

投資信託の中には、上昇相場で利益が出るブル(強気)下落相場で利益が出るベア(弱気)型の投信(ファンド)があります。

特徴の一つに、ブル・ベア型ファンドは、先物やオプションなどのデリバティブを利用することで日経平均など基準となる指数の値動き以上の成果を得ることを狙っています。

ブル型投信

ブルは「雄牛」の意味で強気相場の象徴です。角を下から上に突き上げる姿が相場の上昇を示します。

ブル型投信は、相場が上昇すると利益を得られ、下落すると損失となります。

ベア型投信

ベアは、「熊」の意味で弱気相場の象徴です。熊が手を振り下ろして攻撃する姿が、相場の下落を示します。

ベア型投信は、相場が下落すると利益を得られ、上昇すると利益となります。

ブル

NY証券取引所の近くに大きな雄牛(ブル)の像は、観光名所になっています。

レバレッジとブル・ベア投信

ブル・ベア投信は、レバレッジを取り入れることで、値動き以上の利益を得ようとします。ただ、株式の信用取引商品先物取引などと異なり追加証拠金を求められることはありません。

ブルベア型投信は、短期保有向きの金融商品と言われます。

下落相場で利益を狙うベア型投信

株式相場の先行きが不透明な中で、下落時に利益を確保したいと考えたときには、信用取引とともに、ベア型投信の利用を検討することができます。

普通の株式取引は、買って値上がりを待つか配当を期待する取引ですが、ベア型投信を利用することで株価が下落していく局面で利益を狙うことができるのです。

日経平均株価の推移

過去10年間の日経平均株価の推移(ヤフーファイナンス)を見ても株価の上昇は抑えられた横這い状態が続いています。

この状態を利用して下落した場面でブル型投信を買い、上昇した場面でベア型投信を買う戦略が結果的には正解でした。

手持ちの株式を売りたくはないが、目先、株価全体が下落しそうな時に、ヘッジ(下落リスク回避)のために保有する投資家もいます。

ブル・ベア型ファンドの種類

ブル・ベア型ファンドには、日経平均・TOPIXなどに加えて、世界や米国の株式の投信や為替(円・ドル・ユーロなど)のブル・ベア投信や債券のブルベア投信などがあります。

日本債券ベア

世界的な金融危機の中で、日本の財政不安から国債暴落の話が出てきます。現在は、安全資産への逃避(リスクオフ)の動きから国債が買われていますが、将来的に国債が危ないとなった時などに利用価値が出てくるかもしれません。

ただし、現在の日本債券ベア投信(T&D)のパフォーマンスは、非常に悪く年率で10%強のマイナスが出ています。

このページの先頭へ