長期固定住宅ローン「フラット35」は過去最低の年1.25%:マイナス金利で長期金利低下

3月1日に住宅金融支援機構が発表した「フラット35」の2016年3月適用金利は年1.25%!35年間固定で1.25%は破格の低金利。この原因はマイナス金利による長期金利低下。

前月より0.23%低下して過去最低を更新。この水準は取扱い金融機関の最低利率で、金融機関により利率は異なります。

長期固定住宅ローン「フラット35」は過去最低の年1.25%

これまでの最低は2015年2月の1.37%。それより更に低下。マイナス金利の導入により住宅ローン金利が低下すれば、マンションや一戸建ての購入が増加する可能性がある。

4000万円を35年間【フラット35】で借りた場合の簡易計算結果

同じ4000万円を35年間借りた場合に金利次第で毎月返済額や総返済額は大きく違います。毎月11.8万円は払えても13.3万円はキツイという方は多いのではないでしょうか。これにマンションだと管理費や修繕積立金がプラスされる分、支払は大変。

住宅ローンの簡易計算

フラット35:ローンシミュレーション

フラット35 金利推移グラフ:金利は低下傾向もマイナス金利導入で一気に下落。


不動産・マンション価格は高騰中

長期金利が下がって住宅ローンが組みやすくなったものの、マンション価格は上昇中。特に首都圏など都市での上昇率が目立ちます。これから日本人口減少を迎えるため、全国に均等なインフラ整備は難しい。勢い生活水準を維持するためには都市に人が集中して住むことになるでしょう。すると必然的に都市の不動産価格が上昇します。

不動産経済研究所が2月22日発表した2015年の全国新築マンション動向だと、1戸あたりの平均価格は前年比7.2%上昇の4618万円、これは1991年の4488万円を上回る過去最高値。人件費高騰でマンション施工費用が上昇したことが理由。

中でも発売戸数の半分以上を占める首都圏は、9.1%上昇の5518万円。前年比で10%近くの上昇を見せている。

東京カンテイの中古マンション価格も2016年1月の首都圏価格で3337万円(70㎡換算)と前年同月比で15.1%上昇


マイナス金利の効果を黒田総裁が語る

日本銀行の黒田東彦(はるひこ)総裁は3月7日の講演でマイナス金利の効果が大きくデフレ脱却に自信を見せている。

2月16日に導入したマイナス金利政策について「金利の低下効果は極めて大きい。デフレに戻ることはない」と述べた。

その上で、「必ず2%の物価安定を実現する」と強調し、デフレからの脱却へ向けた決意と自信を改めて示した。 読売新聞

2016年3月7日

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