2016年の春闘は中国経済減速・円高で将来不安の中で社会の要請による3年連続のベア

安倍政権が、アベノミクスによる景気回復に向けて力を入れてきた2016年の春闘は、多くの企業でベア達成も水準自体は低め。2016年に入り、中国経済の減速・円高などで企業業績が下がっていることが主な要因。さらに、欧州の難民問題なども踏まえて先行きへの不安感が広がっている。

●2016年のベア比較:産経新聞・毎日新聞などのデータをまとめ

ベア金額

IMFからは、労組自体の賃上げ要求が低いと指摘。

国際通貨基金(IMF)は3月14日付リポートで、トヨタ労組が昨年の半分の賃上げしか要求していないことに言及。今年の日本全体の賃上げ要求の約0.5%は、「日銀のインフレ目標をはるかに下回る上昇率で、生産性の向上を無視している」と指摘している。ブルームバーグ

2016年は、アジア(ベトナム・中国・タイ)などで賃金上率が高い。北米も上昇傾向。賃金が上昇すると競争力が低下するジレンマがあり、日本と中国の賃金格差は縮小傾向。

  • 低インフレを反映し実質賃金が過去3年間で最も高い2.5%上昇
  • 日本はインフレ率を勘案すると、実質昇給率は1.0%
  • アジアは景気の失速にもかかわらず実質昇給率が過去最高、中国は世界で3番目の高さ

コーン・フェリー・ヘイグループ

JETRO調査による賃金の月額比較:主要5か国の中心都市を比較

賃金比較

投資コスト比較:JETRO:地価・事務所賃料・労働コストなど様々なデータをダウンロード可能

ことしの春闘で連合は、ベースアップとともに、中小企業や非正規雇用で働く人の待遇の改善や格差是正を掲げ、製造業でも非正規労働者の賃上げを求める動きが出ています。
自動車メーカーなどの労働組合でつくる自動車総連では、非正規労働者の賃上げの水準を、時給20円という金額で初めて具体的に示しました。自動車総連によりますと、直接雇用の非正規労働者について、賃上げなどを具体的に要求した組合は、今月11日の時点で、去年の4倍以上の453の組合に上っています。NHKニュース

アベノミクス全体を考ええると全体の賃金上昇が必須。リフレ政策の根本もまず、デフレマインドを払しょくすれば、資産価格上昇の次に景気や・賃金上昇に向かうという考え方。そして、世界全体の問題になっている格差是正に繋がるというもの。

榊原経団連会長は、3年連続ベアを社会的要請受け対応と政府からの要請を受けて判断したことを記者会見で話しています。

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