サウジアラビアの米国債保有額は2016年3月時点は謎多き1168億ドル。外貨保有の約20%しかない。

米財務省は、42年間非公開だったサウジアラビアの保有額をブルームバーグの要請で明らかに。その金額は1168億ドル(約12兆7400億円)。

中国や日本の約1/10。

そして、サウジの外貨準備高5870億ドルの約20%という少なさ。後はどこにどうやって保管されているのでしょうね。


サウジアラビアの米国債保有額

サウジアラビアの米国債保有高

16日の公表データは、答え以上に多くの新たな疑問を生み出しそうだ。サウジの保有額は同国の外貨準備5870億ドルの約20%にすぎず、国際通貨基金(IMF)のデータで中央銀行が通常、ドル建て資産に外貨準備を振り向ける割合とされる約3分の2を下回っているためだ。サウジの米国債保有額

ブルームバーグの報道では、株式・デリバティブ・非政府債で保有している可能性ありとのこと。

うーん、巨額の資産を保有するには、米国債が一番簡単なはず。残りの80%はどこにどうやって保有されているのでしょうか?

サウジアラビアの外貨準備高

世界経済のネタ帳

米国債保有残高上位20か国:2016年3月時点

国債保有高

中国は、1兆2446億億ドルの米国債保有高、二位の日本と共に、米国債保有高で突出しています。なお、三位にはパナマ文書で話題のタックスヘイブンの一つ、ケイマン諸島が存在。すごい金額ですね。

サウジアラビアの米国債売却問題:9.11法案

現在、米国とサウジアラビアは、9.11に関してサウジアラビアが関与していたのではないかという問題で揺れています。以前より9.11に対する疑問点がたくさんあり、今回、9.11法案成立&28ページ文書の公開でそれがオモテに出てくるかもしれません。

現大統領のオバマ氏が、反対していることからも、下手をしたら米国とサウジの同盟関係を揺るがす不都合な真実が書かれているのではないでしょうか。

  1. 米国議会は"9.11法案"(9.11テロに外国主権免除法を適応しない)を通過させようとしている → 共和党・民主党共に異議なし
  2. 9.11の真相が書かれている "28ページ文書" が公開されようとしている → トランプ氏もこれに加勢しているし、トランプ反対派もこれには同調している

サウジアラビアは、もし米国内で "9.11法案" が可決された場合、7,500億ドル(日本円:約75兆円)の米国財務省証券(米国債)を売却すると示唆した

SOVOIR

そして、サウジアラビアは法案が可決されたら、米国債を売却すると脅しているとのこと。ここで出ている米国債の金額は7500億ドル。あれ、これまたお金が合いませんね。

田中宇氏によると問題の文書はサウジアラビアよりも米当局の方に不都合があるのではないかと執筆しています。

問題の文書は、2002年12月に米議会の両院合同の調査委員会が発表した報告書の一部で、28ページの全体が黒塗りの機密扱いで発表された。黒塗りされていない文書を見た当局筋の関係者が匿名で、そこに911テロ事件に対するサウジ政府ぐるみの関与について書かれているとマスコミにリークしたため、今に続く騒動が始まった。911サウジ犯人説の茶番劇

いずれにせよ、これまで同盟を組んできた米国とサウジアラビアに隙間風が吹いていると感じます。シェールを巡る対立も両国にはありますしね。

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