LINEが2016年7月、ついに東証上場する見通し。アクティブユーザーは2億超、売上は1207億円の大型IPO案件
ついに、LINEが2016年7月に東証上場する見通し。LINEの2015年売上高は前年40%増の1207億円。
無料通話アプリとしてユーザー人気が高く、LINEの月間アクティブユーザーは、約2億1500万人。
IPO銘柄として、2016年最大規模になる可能性が高く、上場後の時価総額は6000億円にとの見方も出ている大型案件。
懸念材料としては資金調達の目的でしょう。上場をゴールとして創業者達がお金を得る目的であれば、上場をピークに下がる可能性があり、新規案件や設備投資にお金を回せば、アミューズメント・エンタメ企業&インフラ企業として、更に成長する可能性があります。
LINEが7月の東証上場に向けて準備中
IPOを担当するのは、モルガンスタンレー、ゴールドマンサックス、JPモルガン、野村証券
トムソン・ロイター傘下のIFRによると、LINEはIPOに向けたロードショー(投資家説明会)を今月10日から開始する。資金調達額は20億─30億ドルとみられるという。
今年のIPO案件では最大規模となる見通しで、上場時の時価総額は6000億円に達するとの見方もある。「ネームバリューがある会社。足元の個人投資家のマインドもそう悪い訳ではない。現段階ではIPOの需要は十分にある」(国内証券)という。LINEがIPO準備
株式時価総額6000億円規模の会社は、三越伊勢丹HDやあおぞら銀行・キッコーマンなどがあげられます。
LINE上場で、投資家の換金売りが出て、一時的に株式市場への圧迫要因となる可能性もあります。
2015年10-12月期のLINE株式会社全体の売上額*1は326億円(前年同期比26%増)、2015年通期の売上額は1,207億円(前年通期比40%増)となり、全体の売上額におけるサービス別割合は、コンテンツ41%、コミュニケーション24%、広告30%、その他5%となりました。LINE通期業績
良く似た業種として言われるフェイスブック株は上場直後に値を下げたものの、その後は値上がりに転じて上昇。初値は42.05ドル、時価総額は約1150億ドルでした。
フェイスブック株価:ブルームバーグ
2016年6月2日のフェイスブック株価は118.78ドル。
世界的なSNSブームに陰りが見えつつある中で、新規上場を目指すLINEの株価はどうなるのでしょうか?
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