ビットコインETFの申請は、SECに却下される!

仮想通貨「ビットコイン」の価格に連動した上場投資信託(ETF)を米証券取引委員会(SEC)は認めませんでした。

その結果、上昇を続けていたビットコイン価格は下落。

タイラー、キャメロン・ウィンクルボス兄弟は、ビットコイン価格に連動するETFである「Winklevoss Bitcoin Trust」をバッツBZX証券取引所に上場しようと申請しており、その回答をSECは、2017年3月10日に公表。

そのため、発表直後に急落。ETFとして承認されることを期待して上昇していたビットコイン価格は、3月10日に一時は、1,000ドル割れ。ただし、急落は一時的なもので、その後に価格は回復して、3月13日現在は、1,226ドル台まで戻しています。

「委員会(SEC)は、ビットコインの重要な市場が規制されていないと信じる。
したがって、委員会は、以前承認したすべてのコモディティ信託の上場商品に関して締結した監督共有協定を結んでいないし、現状結ぶこともできない。
そうした協定は、当該市場における詐欺的・市場操縦的な行動・慣行に関する懸念を呈するのに役立つ。」

ビットコイン:米SEC不承認で急落

SECの声明:PDF:英語

このETFが認められれば、ビットコインに興味はあるけれど、取引所で買うのは不安。資産保全やヘッジのために利用したいという層が、買うのではと期待されていました。

ビットコインは、中国をはじめ政府発行のお金に不安を持つ国で人気を得ています。ETFとして、一般の投資家が買いやすくなれば、人気は上がり、価格もさらに上がったでしょう。

コインの意味

ビットコインETFへの賛成・反対論

SECとしては、ビットコインに対する十分な規制が存在していないために、ビットコインETFを承認することはできないとの意図。規制も監督も出来ないので、当然、投資家保護もできません。

推進者としては、ならば、規制や監督をETFが行えばいいと言うでしょう。また、SECをはじめとした監督機関が乗り出さずにいるうちに、私的な取引所・市場での取引が巨大化して、問題が生じたらどうするのかという意見もあります。

反対意見としては、ネットを利用すれば、ビットコインの売買はできる。ETF=上場投資信託にする意味はあるのかという点ですね。ビットコイン価格が上昇していけば、ETFは利益を得ますが、下がれば損失を生じます。つまり、ビットコインETFは価格が上昇することを予想して購入することになりますね。それであれば、普通にビットコインを買えばいいだけで、国家や政府機関が関与すべきでないというのは反対派の考え方。

現在これ以外にも2件、bitcoin ETFの申請が審査中だが見通しは芳しくない。なぜなら当局が問題にしているのはWinkevossのETFそのものではなく、bitcoin全般を取り巻く規制が整っていないことだからだ。この問題は、bitcoin市場が十分に成熟して既存の株式、商品相場、デリバティブ等の市場と相容れる規則が作られるか、証券取引法がbitcoinを例外とするよう改訂されるまで続くだろう。TechCrunch

ただ、これで、ウィンクルボス兄弟はビットコインETFをあきらめたわけではありません。SECと引き続き交渉を続けながら、他国を含む規制機関に話をしていくでしょう。

ビットコインと日本円や米ドルなど従来の通貨。お金の意味と、どちらの信用度が高まるのか駆け引きは続きます。

ウィンクルボス兄弟は、ビットコインとブロックチェーン技術を非常に重視しており、世の中の貿易・権力構造を大きく変化させると期待していますからね。

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