アジア富裕層の留学熱は高い:米大学のカレッジROIは良いとペイスケールは発表
米国の大学に留学するアジア富裕層は多い。特に中国及びインドの留学生は、米国への留学生全体の43%を占める程。(米国際教育研究所)
米国の大学の教育費は非常に高騰している。奨学金が返せないなどの問題もあるなか、アジア富裕層が米キャンパスを闊歩しているかのような話も出ている。
ハーバード大学:カレッジの学費、諸経費、寮費を合わせると年6万659ドルかかる(2015-16年)。これに生活費、旅費、医療保険を加えると年7万1990ドルに膨らむ。4年間の総額は日本円でざっと3500万円だ。日経新聞電子版
それでも留学者が多いのは、平均収入が高いから。その利益率を測る指針がカレッジROI
ペイスケール:カレッジROI(投下資本利益)
米国の給与調査サイトペイスケールが調査した4年生大学の学位保持者と高卒者の累計給与の格差は大きい。
スタンフォード大だとROIは81万ドル、ハーバードは65万ドルという。日経新聞2015年6月28日
カレッジROI最新データを見たい方はペイスケールのサイトでご確認ください。 学生ローンの問題などにも言及。
カリフォルニア大学バークレー校のROIは15.8%!
同じく、ペイスケールが公表した米大学の卒業生年収はプリンストン大学が2年連続でTop
プリンストン大学は前年に続き、2年連続の首位。専門分野で10年以上の実務経験を持つ卒業生の平均年収は13万7000ドル(約1068万円)だった。CNN
中国やインドの留学生が、米国の大学に留学して、国際的な金融機関に就職すれば、年収は約1200~1400万円。もちろん、米国企業に就職したり政府機関への就職という道も開ける。
中国の公務員は、子供の留学が外国へ逃避するためのルートにもなり得る。習近平政権の反腐敗キャンペーンから逃れる道筋。