社会の変化により終身雇用が終わり資産運用の必要性が増す
世の中の流れが変化
21世紀の前後から社会が大きく変化しつつあり、そこで暮らす人々も変化に対応していかなければいけません。
大きな社会情勢の変化
近年、日本の社会では大きな変化が起こっています。
1.終身雇用と年功序列の崩壊
2.経済成長時代の終了
3.IT化による知識社会の到来と個人の情報処理能力アップ
4.世界的な競争社会
結果として、会社・国任せの生き方から、自分の生き方を自分で選ぶ時代になりました。
ロールモデル(模範モデル)の終了
高度成長時代~2005年までは、定年まで会社勤めをすることが成功への近道でした。
◆会社で出世して給与収入増加と退職金
◆定期預金で利子収入
⇒この二つで十分に資産が増えた時代です。
実際に個人金融資産の推移をみると1980年代から2000年代で4倍以上に増えています。
1980年代の公定歩合(政策金利)は、5%~9%で推移し経済成長の強さがうかがえます。
元金 | 期間 | 利率 | 元利金 |
100万円 | 10年 | 1% | 約110万円 |
100万円 | 10年 | 5% | 約162万円 |
100万円 | 10年 | 10% | 約259万円 |
なお、同じ100万円を10年間運用した場合、1%は約110万円、10%は約259万円と元利金に2倍以上の差がつきます。
給料として貰えるお金が減っていく
インターネットの発達と世界経済のグローバル化によって先進国と発展途上国の差がなくなりつつあります。単純な労働は賃金の安い国に移っていき、労働者全体の賃金は先進国が低下し発展途上国が上昇しています。
結果的に日本では、平均年収が下がり続けています。