病気や怪我をした時に必要となるお金の目安となる相場

病気やケガは予想外の出来事です。手術や入院にお金がかかる上に働けない期間が長くなると入ってくるお金が減り出ていくお金が増えるという状態になってしまいます。
そのために、病気になった時に必要なお金を見ておきましょう。

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病気や怪我をした時にかかるお金の相場

がんの治療費

保険会社アフラックが2004年調査をしたがん治療の平均支払額は91万5973円です。
厚生労働省の平成13年度のがん治療調査では、1回の入院平均額が107万円でした。

ただし、次に述べる高額療養制度があるため、全額が自己負担になるわけではありません。

入院日数と治療費目安(社団法人全日本病院協会HP)
がん名 平均入院日数 治療費(3割負担)
胃がん 20.2日 約25万円
直腸がん 19.9日 約23万円
気管支がんおよび肺がん 11.5日 約13万円
乳がん 12.2日 約18万円

がんの治療といっても症状や治療方法により必要となる金額および入院日数は異なります。

手術をした場合

健康保険により70歳未満の医療費自己負担は3割までです。
また、高額療養費制度により入院・手術で1か月の医療費が高額になった場合、一定額以上は自己負担する必要がありません。

高額療養費制度の自己負担額の計算方法

所得区分が一般の場合:8万100円+(ひと月の医療費総額-26.7万円)×1%
例:1か月の医療費総額が30万円の自己負担額は80,430円
例:1カ月の医療費総額が100万円の自己負担額は87,430円

ただし、払い戻しの形を取るため、一度、医療費自己負担分の3割を支払うことになります。

上位所得者の場合:15万円+(ひと月の医療費-50万円)×1%

※上位所得者:国民健康保険加入者は基礎控除後の総所得金額が600万円以上、健康保険加入者は標準報酬月額53万円以上

入院の場合

健康保険の対象となる入院費は、高額療養費制度により実質負担額は抑えられます。
上記のとおり、約8.5万円か約15.5万円の支払いで済みます。

ただし、入院中の食事代や差額ベッド代、先進医療、入院諸雑費などは健康保険対象外で、全額自己負担です。

入院中の個室料:一人部屋の平均室料は1日6880円、これは病院・病室によりかなり差があります。
東大病院の最高額の部屋は、広さが155m2(ベッドルーム 48m2含)、料金189,000円(税込み・1日当り)とホテル以上の設備が整っています。
普通はこんな部屋に入院しませんね。

・入院中の食事代:一般的な金額は1食あたり260円

介護費用

介護には介護保険という公的社会保険制度があります。
介護保険の保険料は40歳以上の全ての人が納付します。

介護保険は、原則、実際にかかった費用の1割を自己負担し、9割を介護保険制度から拠出する仕組みです。

ただし、介護保険制度が保証する金額には上限がありますのでご注意ください。
要介護度 1カ月の支給限度額 自己負担金
要支援1 4万9700円 4970円
要支援2 10万4000円 1万0400円
要介護1 16万5800円 1万6580円
要介護2 19万4800円 1万9480円
要介護3 26万7500円 2万6750円
要介護4 30万6000円 3万0600円
要介護5 35万8300円 3万5830円

例として要介護3の場合、介護にかかった費用が26万7500円までは1割負担で済みます。
支給限度額を超えた介護費用については全額自己負担となります。

 

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