お金を貯める人が実践する貯金方法
お金を貯められる人と貯められない人には、お金を貯金する方法にちがいがあります。お金を貯めるには、収入・支出・貯金の関係を見直すことです。
収入が多くても貯金できない方・社会人になり10年たっても貯金ができない方は、貯金をする習慣や手続きが出来ていないことがあります。
お金を貯める使い方
●お金が貯まる人の使い方:収入-貯金=支出(使えるお金)
●お金が貯まらない人の使い方:収入-支出(使うお金)=貯金
お金を貯金できる人は、給料などの収入をそのまま使うのではなく、貯金をして残ったお金を使います。
貯金できない人は、給料が入ったら、そのまま使ってしまいます。もし、余った月があっても銀行の普通口座に置いているだけですので、翌月には余った分まで使ってしまいます。
これでは、いつまでたってもお金が貯まらず、少し貯まってもすぐになくなりますね。
お金を貯めるための貯金方法
お金を貯めるには、魔法や秘訣などはなく、コツコツと毎月、貯めていくしかありません。
そのためには、自動でお金を貯金する仕組みを作ってしまい、お金の使い方を「お金が貯まる人の使い方」に変えることです。 お金を貯金するための8つの方法をご紹介します。
1.積立預金を利用した貯金・預金
毎月、銀行口座から自動引き落としで預金していく積立預金は、おススメの方法です。
メリットとして、自分で入金しなくても自動的に引き落としが行われますので、気づいたら、かなりの金額が貯まります。
低金利時代の今、預金利率は低いのですが、毎月、積み立てることで確実に貯めることができます。
普通預金に入れておくと、すぐに引き出せるため、つい無駄使いをしてしまいます。積立預金にしておくことで、無駄使いをしにくくなります。
新社会人の方は、毎月3千円でも5千円でも積立てることをお勧めします。余裕ができれば、積立貯金を何本か持つなど、金額を増やしていけば良いのです。
積立預金の何よりのメリットは、まとまったお金を口座に貯めることで貯金をした成果・成功を感じることができ、お金を貯める習慣が身に付きます。
●積立預金の金額と年数による貯金できる金額
3千円 | 5千円 | 1万円 | 3万円 | 5万円 | |
1年 | 3.6万円 | 6万円 | 12万円 | 36万円 | 60万円 |
3年 | 10.8万円 | 18万円 | 36万円 | 108万円 | 180万円 |
5年 | 18万円 | 30万円 | 60万円 | 180万円 | 300万円 |
10年 | 36万円 | 60万円 | 120万円 | 360万円 | 600万円 |
30年 | 108万円 | 180万円 | 360万円 | 1,080万円 | 1,800万円 |
20歳から毎月1万円貯めていくと10年で120万円、30年で360万円貯まります。毎月5万円貯めていくと30年後には1,800万円貯まります。
複利で増やしていけば、もう少し貯まる金額は増えます。
2.定期預金での貯金
定期預金は、ご存じのとおり、預けてから一定期間、引き出せない預金です。
利率は、普通預金よりは高く、ネット銀行で0.1%~0.3%【2012年8月現在】といったところです。100万円預けて千円か3千円の利息しかつきませんので、お金を増やすという点からはメリットはありません。
ただし、お金を貯めるという点で活用することができます。
一か月に使うお金は、だいたい一定の金額です、そこで、余った分やボーナスを定期預金にして、引き出せないようにしておくと自然に貯まっていきます。
積立預金は、毎月、自動引き落としのため、無理のない金額に設定し、定期預金を併用してお金を貯める方法をお勧めします。
3.複数の銀行口座の活用
用途別に銀行口座を使い分けることでお金を貯める・大事にする習慣をつけましょう。
銀行口座を複数持って、お金を分けておくと家計管理にも便利です。銀行の通帳を家計簿として使うことができます。
特にネット銀行だと入出金データをダウンロードやコピペできますので、簡単に入出金と残額を管理できます。
給料日10日前の生活費口座に50万円残っているのと5万円しかないのとでは、その後、お金の使い方が変わると思いませんか?
また、貯金口座を複数、持つと、急なお金の入用で、必要になった時などに対処することができます。
●口座の分け方例:生活費口座、趣味や予備用口座、積立定期預金口座、定期預金口座、資産運用口座など。
4.貯金箱や封筒の利用
お金を貯めるために貯金箱や封筒を利用する方法です。余ったお金をこまめに貯めるために使います。
貯金箱だけでは少ないお金しかたまらないという方には、封筒に千円や五千円を貯めていく封筒貯金もおススメです。
●生活費を封筒に
ATMでお金を何度もおろすと、手数料を取られます。その数百円は何度も繰り返すとそれなりの金額になります。そこで、月の生活費をまとめておろしてしまい、封筒に入れて保管しておく方法です。
面倒でない程度に、生活費と遊興費を分けるなど分野別に分けておくのも良い方法です。
5.目的のある貯金
お金を貯めることだけを目的にするのは、面白くないと感じる人も多いことでしょう。そこで、何のためにお金を貯めるのか目的を持ってみましょう。
・こんな家を買いたい。両親に楽をさせたい。結婚費用にする。事業の開業費用にする。
もちろん、お金は、人生の節目で必要になりますので、貯めること自体も必要です。 そこに目的があれば、より楽しく貯めることができます。
6.利息でご褒美貯金
今の低金利時代では、利息で生活するためには、かなりのお金を貯めなければいけません。
年利1%で100万円の利息は1万円です。1億円預金してやっと100万円ですからね。
しかし、お金を貯めるのも苦しみながらより、楽しみながら貯めた方が精神的にも楽です。
そこで、一年間、貯めたお金の利息分で、美味しい物を食べるなり・好きなものを買うなどご褒美を自分にあげてみてはいかがでしょうか。 年間30万円貯めたから、ちょっと贅沢をしてみようなど、節度をわきまえていれば少し使っても大丈夫です。
7.通帳に貯まったお金を楽しみに
お金を貯めるときに、まず100万円を目標にしましょう。 お金を貯めるための本には、必ずと言っていい程書いてあります。
でも実際に、100万円そして300万円貯まると、やはり嬉しいものです。不思議なもので、まとまったお金を貯めると、やり切ったという満足感を得られ、もっと貯めたいという気持ちになります。
精神的にも、何か万一の事があっても大丈夫だという安心感ができます。
通帳を時折、確認してお金が着実に増えていくのを見るとお金を貯めること自体が楽しくなってきます。=ここまでくればもう安心ですね。
一方、お金を貯めることだけに注力していいのか?という疑問も出てくると思います。 貯めるだけではなく、使うという点も学び・体験し、お金をコントロールして豊かな人生を送りましょう。
8.臨時収入を貯める
年末調整・何かの還付金・投資や副業で得た収入。この臨時収入をむだに使ってしまう人は多いのではないでしょうか。予期せぬお金だから使ってもいい?
ここで考えるのです。臨時収入で得た10万円と毎月の給料の10万円は違うお金でしょうか。もし、給料からの10万円だったら、ムダに使えるでしょうか
臨時収入のお金も予算を決めてしっかりと使うことです。このお金を貯めることができれば、あなたの貯金額は増えていきますよ。
お金を貯める方法のまとめ
お金を貯めるための8つの方法をご紹介しました。ここで一番、おススメで実行して欲しいのは積立預金(貯金)の利用です。
お金を貯めるには、収入-支出の収支を黒字にすることです。全て計画通りに進む人生もどうかという点はありますが、無計画や将来何とかなるというのも問題です。
お金をコントロールできない人・お金をむだ使いする人は、一時的にチヤホヤされても、お金にルーズな人・任せられない人などとの評価がされているかもしれません。
銀行や郵便局を上手く利用して、お金を貯めていきましょう。