デリバティブ(金融派生商品)は先物やオプション取引のこと

デリバティブは、日本語では金融派生商品と呼びます。
金融商品として株式・債券・外国為替などがありますが、これらの金融商品のリスクを減らす事や利便性を向上させるために考えられたものがデリバティブです。

また、デリバティブの元となる金融商品のことを原資産といいます。
日経平均先物に対しての日経平均が原資産です。

デリバティブの種類

主なデリバティブには、先物取引やオプション取引・スワップ取引などがあります。

1. 先物取引
農産物の先物取引は、最も分かりやすいデリバティブです。
米やトウモロコシなどの穀物は、天候次第で豊作・不作になります。
当然、価格も年により変化しますので、その価格を安定させたい・あらかじめ決めておきたいという要望が出てきます。米を1kg作るコストが500円なのに売る時の価格が、300円~1,000円と年により変化すれば、使えるお金が分からず不便です。

そのため、あらかじめ収穫前に売り手と買い手で価格を決めておこうとして始まったのが先物取引です。

尚、世界初の先物取引は、は江戸時代の大阪堂島で始まりました。
米商人たちの間で、米の売買価格を収穫前にあらかじめ決める取引(「帳合(ちょうあい)米取引」とよばれます)が行われていました。

2. オプション取引
オプションとは、金融商品などを買う(売る)権利を売買する取引です。
商品を買う権利のことをコール・オプション、売る権利のことをプット・オプションといいます。
先物取引との違いとして、権利行使を放棄することができます。損失をオプション料だけに限定する損失限定利益無限の取引もできます。

3. スワップ取引
金融取引の条件(金利や通貨など)を交換(スワップ)する取引です。
例えば、固定金利の受け取りと変動金利の支払いの交換などを行います。

デリバティブの効果

1. リスクヘッジ
デリバティブは、原資産の取引と違い、売りや買いを自由に行いやすい取引です。
そのため、保有株を処分したくはないが値下がりリスクを避けたいなどリスクヘッジに利用できます。

2. レバレッジ効果
ほとんどのデリバティブは少ない資金で大きな取引ができます。
証拠金による取引やオプション料の受払で取引ができますので、レバレッジ(てこ)の効果を生かせます。

3. オフバランス効果
財務内容に影響を与えずに収益や売買を行うことができます。
現在では、デリバティブの発達は著しくヘッジファンドなどによる利用はもちろん、株価連動型預金や・債券、商品ファンド・商品先物・日経平均先物など多くの分野で利用されています。

デリバティブが身近に

金融機関や企業のみならず、個人にもデリバティブが身近になっています。
個人の資産運用ニーズに応えるため、様々な形態でデリバティブを組み入れた預金や債券などの個人向け金融商品が開発されています。

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