金利を下げられない中央銀行が行うQE(量的金融緩和とは)

QE(量的金融緩和)について

QEとは「Quantitative Easing」の略語で量的金融緩和のことです。各国の中央銀行は、短期金利を上下させることで金融市場の調節を行います。

景気が良い場合には金利を上げ(金融引き締め)、景気が悪い場合には金利を下げる(金融緩和)ことで、物価を安定させて通貨供給量をコントロールします。

ところが、近年のデフレや経済危機により、超低金利制政策を行っている場合、市場に資金供給を行いたくても金利を引き下げる余地がありません。

その際に、中央銀行の当座預金残高量を拡大させることなどで金融緩和を行います。具体的な方法として、中央銀行は、金融機関から国債や手形を買うことで資金を供給し、市中に出回る資金量が増えることになります。

各国の政策金利(2012年4月)
日本:0.10%、米国:0.25%、欧州:1.00%、英国:0.50%

米国の量的金融緩和(QE1&QE2)

2011年6月に「QE2」が終了し「QE3」が実施されるかどうか注目を集めています。

米国の量的金融緩和は、

・QE1:2008年11月~2010年3月
・QE2:2010年11月~2011年6月

に実施されたことから、QE「1」「2」と順番に数字が付けられています。

QE実施時の状況

2008年9月・・・リーマンショック
2008年11月・・・量的金融緩和(QE1)スタート
2009年10月・・・ギリシャ危機
2010年3月・・・QE1終了
2010年11月・・・QE2スタート
2011年6月・・・QE2終了

QEの具体的な内容

QE1・QE2によりFRBは合わせて2兆ドル以上の規模で住宅ローン担保証券や国債の買取りを行なった。

出典:海外投資データバンク

 

目的としては、長期金利低下や資産価格の上昇を通して景気浮揚を図る政策であるが、これまでのところ十分にその目的を果たしたとは言えない状況にある

ドル/円月足(出典:上田ハーローFX)

ユーロ/ドル月足

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