2012年9月は、大和証券やSMBCなどでユーロ建てのMMFで運用停止が相次ぐ

2012年9月になり、証券会社が扱うユーロ建てのMMF(マネーマーケットファンド)の運用で収益が上がらず、取り扱い停止の動きが相次いでいます。

大和とSMBCのユーロ建てMMFの運用停止

●9月3日:大和証券の「ダイワ外貨MMF ユーロ・ポートフォリオ」 ダイワ外貨MMF

●9月7日:SMBC日興証券の「ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド ユーロ・ポートフォリオ」 PDF

この二つのユーロ建てMMFの新規買い付けを停止し、償還することを決めています。

元本確保はできているとのことですが、ユーロの金利低下のため預かっても運用できない状態です。

欧州債務問題を背景に短期金融市場でユーロのマイナス金利が続くなど運用環境が悪化しているため、継続して運用することは困難と判断した。

外貨MMFとは

ギリシャで取り付け騒ぎ

ユーロの金利引き下げ

現在のユーロ危機は債務危機の真っ只中で、通貨「ユーロ」の持続すらときに、危ぶまれるという状況にあります。ギリシャ・スペイン・イタリアなどの債務危機をいかに救済するか綱渡りのため、金利を引き下げざるをえません。

2012年7月5日のECB利下げにより短期金利の逆転

実質的な短期金利ベースで比べてみると、今回のECB利下げの前は米国の実質的な短期金利が約0.15%、欧州も約0.15%に対し、日本は約0.10%でした。

すなわち、「米国≒欧州>日本」 となっており、G3の中では日本が最低だったこが分かります。しかし、この順位はECBの利下げによって変化し、「米国>日本>欧州」 となってしまいました。柳澤浩氏

マイナス金利とは

マイナス金利:お金を貸し借りするとき、普通は借り手が貸し手に金利を払います。

しかし、マイナス金利は、貸し手が借り手に金利を支払います。

普通の金利は、お金を預けていると、利息がついて増えていきますが、マイナス金利だと預けていればお金が減っていきます。

マイナス金利だと誰もお金を預けないと思いがちですが、お金を自宅に置いておくのも危険なためマイナス金利でも預けるニーズはあります。

とはいえ、少額な預金は引き出される可能性は高く銀行の経営上も問題を抱えます。

デンマークのマイナス金利

ユーロとの厳格なペッグ制を維持するため、デンマーク国立銀行(中央銀行)は先月、銀行の主な預金金利――譲渡性預金(CD)金利――をマイナス0.2%に引き下げた。

JBPRESS

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