JR九州の特別な預金制度で運用する。実在の元監査役が、だまし取った詐欺事件

本当に、JR九州のもと社員だった男が誘った特別な預金制度。これは、なかなか厄介なトラブル。

JR九州が運用するとの名目で、現金を騙しとった男の詐欺話

■年利「10%」の高金利をうたった証書も

 複数の被害者によると、被告は実在していたJR九州の旅行積立制度「ジョイプラン」を悪用。配当にあたる旅行券を現金で支給できるとうそをいい、出資を募った。実際に返済されたケースもあった。その後、「役員だけの高金利の預金プラン」をうたい、「ジョイプラン・プレミアム」へと手口を変えていく。年利は預金額などで異なるが、10%と書かれた「証書」もある。

グループ会社のJR博多シティで監査役を務めていた肩書も効いた。「書類などを受け取る時も必ずJRの封筒が使われていた。個人の投資話ではなく、JRの商品として信じてしまった」。男性は振り返る。

JR九州の元社員、「徳田哲也容疑者」は、お金を預けたいと言うから預かったと容疑を否認。被害総額は、数億円にのぼると見られています。南日本新聞

その金利は、年利10%・5.7%・3%などと様々。一般的なマネー詐欺に比べて、控えめな利率であることも、被害拡大に一役買ったのかもしれません。

JR九州という堅実かつ老舗の会社。民間とはいえ倒産のリスクも少ない。

実際に、徳田哲也容疑者は、JR九州の社員だったため、肩書・パンフレットなどの備品も揃っていた。このように、人を信用させる道具立てが揃っていたと言えるでしょう。

JRグループが社員だけで運用する特別な預金がある。利率は3%と言われれば、銀行預金よりお得だとばかりに預ける人がいても不思議ではありません。もちろん、これは、ダメな話ですが、被害者の方には同情しかない事件です。

「JR博多シティ」を運営する株式会社JR博多シティの監査役にも徳田哲也氏は就いています。

監査役 徳田哲也:ふくおか経済Web

社会的な信用・資産・収入があったはずなのに、何が目的でこんな事をしたのでしょうか。この事件で、彼の社会的信用はなくなりました。普通は、社会的信用や名誉欲・モラルなどが歯止めになるはず。

徳田容疑者は「お金を預けたいと言ってきたから預かったまでだ」と、容疑を否認しています。徳田容疑者はこれまでに、2人から合計約4000万円をだまし取った疑いで逮捕・起訴されています。警察によりますと、徳田容疑者が関わった疑いがある詐欺の被害相談が約30人からあり、被害総額は6億円を超えるとみられています。特別な預金プラン

いくら肩書が素晴らしくても、すべてを信じてはいけない。口で言うのは簡単。

若い頃から詐欺を働いていたような詐欺師は、話が荒唐無稽だったり、そんな無茶なという高金利を提示したりと分かり易い人が多い。

それに対し、この徳田容疑者は、ある程度、常識的な線を攻めているのがいやらしいところです。

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