日本の充実した公的制度の基本を知る

公的医療保険の基本を知る

医療の進歩と高齢化により医療費は増大し続けています。万一のために必要なお金を確保するために民間の保険として生命保険と医療保険があります。

さらに、日本は、国民皆保険制度を採用し、公的な医療保険が充実しています。この公的医療保険についてみていきましょう

公的医療保険制度の概要

病気・怪我などでの治療を受けた時に、自己負担のお金は原則3割で済む事が最大のメリットです。この公的医療保険制度があるおかげで安心して病院に行くことができますね。

■風邪をひいて病院に行った場合の費用例

a.大人にアセトアミノフェン錠のみ処方

初診料、薬剤料60円(2点×3回)×3日

処方料、調剤料、薬剤情報提供料 337円+尿検査 280円

 合計3,650円(3割負担:1,090)←普通の医療費

b.子供(6歳未満)に小児用PLのみ処方

初診料(3,420円)、薬剤料30円(1点×3回)×3日分

処方料、調剤料、薬剤情報提供料 337円+尿検査280円

合計4,340円(3割負担:1300)←普通の医療費
(3歳以下だと料金が変わり、窓口負担はゼロ)

風邪で病院に行った場合に本人が負担するお金は1,090円で済みます。これが、全額負担の3,650円だと病院に行くのをためらうケースも出てくるのではないでしょうか。

また、病気やケガで高い治療費がかかった場合には、その費用の大部分を負担してくれる高額療養費制度がありますので、公的医療保険だけでもお金の心配はかなり減ります。

公的医療保険の種類

保険の種類 内容
健康保険 企業に勤める人が加入する保険です。保険料は給料から天引きされます。協会けんぽや健康保険組合などが運営します。
共済組合 国家公務員・地方公務員・私立学校の教職員が加入する保険です。保険料は給料から天引きです。
船員保険 船員として船舶所有者に雇用されている人の保険です。
国民健康保険 自営業や農業など上記の3つの保険以外の人が加入する保険です。保険料は天引きではなく自ら支払います。
後期高齢者医療制度 75歳以上の人と65歳~74歳で寝たきりの状態などの人を対象として医療制度です。

■公的医療保険の給付割合

年齢 自己負担割合
小学校就学前 2割
小学校就学後~70歳未満 3割
70歳~75歳未満 一般 1割(平成24年4月から2割)
70~75歳未満 高所得者 3割
75歳以上 一般 1割
75歳以上 高所得者 3割

高所得者:上位所得者とは診療月の標準報酬月額が53万円以上の被保険者及びその被扶養者)

公的医療保険の入院時食事療養費

入院中の食事療養に係る費用のうち、1食あたり下記の標準負担額をお支払いいただきます。残りは、区市町村が「入院時食事療養費」として負担します。

一般の方 1食につき260円
住民税非課税世帯の方 1食につき210円
住民税非課税世帯の方で、1年間の入院日数が90日を超えている場合 1食につき160円
住民税非課税世帯に属し、かつ所得が一定基準に満たない70歳以上の高齢受給者 1食につき100円

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